すがすがしい五月晴れの日。
待ちに待ったNARDJAPANの農場研修で山梨県まで行ってきました。
息子、はじめての終日お父さんとお留守番。
午前10時の時点で「すでに今日のおやつの大半を食べた」と
暗雲立ち込めるメールをもらいながらも、
こちらは旅気分で無事、農場に到着。
まずは水蒸気蒸留の様子を見学しました。
部屋に入ったとたんカモマイル・ジャーマンの甘くてちょっと草っぽい香りがむわっ。
生で見る蒸留器。おっきい。 1回の蒸留が終わるごとに全部分解して消毒するとか。 |
抽出した精油は深い青色に。 これがカモマイル・ジャーマン特有の成分、 カマズレンによる「アズレンブルー」。 |
ビーカーに入れたもの。 精油は水より軽いので、上にたまります。 |
精油を抽出する際にできるハーブウォーター。 精油成分がごくわずかに含まれていて、 穏やかな作用をもたらしてくれます。 |
採れたての香りは、正直「イモか!?」って思いました…^^;
とくにバーブウォーター。
このイモ臭さというか、青臭さは
植物に熱が加えられたり、傷つけられたりなど
過酷な状況に置かれた時に発する香りなのだとか。
しばらくたって製品化されたときには落ち着くようです。
だって、精油はイモのにおいしないもんね。
スタッフに聞くと、1回で50kgのお花(25万個)を蒸留して
たった14~20mlの精油にしかならないとのこと。
ローズの場合、100kgのお花(3万3000個)を蒸留して
な、なんと3~5mlの精油しか取れない……。
そりゃ、ローズもジャーマンも高価なわけです。
1回の蒸留には9時間かかり、
5月~10月まで無休で蒸留し続けるそう。
すごいな~、おつかれさまです。
続いて農場で摘み取り体験。
待ってました!
今年のカモマイル・ジャーマンの育ち具合はとてもよいそう。 ぷくぷく。 お花畑に踏み入ると、ズボンが黄色になるほど。 |
お花の部分だけ指と指の間に挟んで摘み取ります。 意外に難しいし腰痛持ちにはちときつい…。 |
ローズの畑。6月に満開を迎えるそう。 今年はちらほら咲き始めていて、 こちらも摘みとり体験ができました。 ラッキー! |
開きかけの花のほうが 芳香成分が豊富。 通常は早朝から摘みはじめるとか。 |
摘み帰った花は新聞紙の上で乾燥。 |
最後に、ハーブの収穫時期や特徴、
ハーブを使ったレシピなどについて勉強し、
ローズ精油を使った美容液を作っておしまいでした。
ず~っと参加したかった農場研修、
とにかく、気持ちよかった!
いつもお世話になっている小瓶に入った精油も
もともと自然の中でこんな姿をしているんだな~としみじみ思ったし、
パワーをたくさん吸収しました。
教科書で知るのと、本物を見て感じるのとでは
やっぱりぜんぜん違いました。
おうちへのおみやげは
摘み取ったカモマイル・ジャーマン、ローズ、
タイムブルガリス、ローズマリーと
山梨名物信玄餅。
ハーブはすぐに洗って
ローズの花びらはスイートアーモンド&アルガンオイルに漬け込んだ美容オイル、
ホワイトリカーに漬け込んだチンキに。
カモマイルジャーマンはその日のうちにお茶としていただき、
のこりの花とタイムを乾燥。
ローズマリーは水を吸わせて鑑賞しつつ、お料理に。
ありがた~く、活用しています。
また行きたいな~。
乾燥ローズは、バスソルトにまぜたり、ポプリにしたり。 |
ローズマリーはBBQのアヒージョに投入! |
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