わが家の救急箱に欠かせないのが、びわの葉エキス。
アロマの先生にいただいて
ずっと使っているものがなくなりかけているので、
今年は無農薬の葉を農家さんに送っていただき
いちから作ってみました。
これです(まだアルコールにつけたばかり)。
びわの葉療法の歴史はとても古く、
唐招提寺を建立した鑑真和尚が中国から日本に伝えたといわれています。
お寺の境内にびわの木を植え、
僧侶たちが病人やけが人の手当に使ったのだそう。
とにかく何にでも効くところがすごいのです。
やけど、喉の痛み、口内炎、胃腸の疲れ、肌荒れ、かぶれ・ただれ、痒み、虫さされ、
アトピー性皮膚炎、手術痕、水虫、腰痛、打撲、捻挫……まだまだある。
葉に含まれるアミグダリン、タンニン、サポニン、
クエン酸、ブドウ糖といった成分の相乗効果で
さまざまなトラブルを緩和してくれるのだとか。
私は、以前しつこい口内炎と扁桃腺炎に悩んでいたとき、
このエキスをぶちゅーっと患部にかけて寝たら、
翌朝ひどかった痛みがすっかり消えていてびっくりしました。
(家族でも実験済み!)
精油にも抗菌や抗炎症作用が期待できるものがありますが、
そのほとんどが直接口に入れられないので、
特に口内ケアにはこのエキスが使いやすいと思います。
作り方もとても簡単。
レシピを紹介します。
【びわの葉エキス】
ホワイトリカー(ウォッカなど) ※アルコール度数35%以上のもの
びわの葉
保存瓶
1)びわの葉の裏側にびっしりと生えている毛をたわしでこすり落としながら洗い、水気を拭き取る。
2)葉を3cm角くらいの大きさに切る。
3)煮沸消毒した瓶に、びわの葉とホワイトリカーを入れる。
(葉がホワイトリカーでひたひたになるくらい)
4)3ヶ月して液体が茶色くなったらできあがり。
つやつやの葉。
葉を切って入れると、成分が抽出されやすい。
そして残った葉でお茶づくり。
まずはハンガーを加工。
洗った葉をぶすぶすっと挿して乾燥。鳥が見守ります。
完全に乾いたら、葉を砕いて保管します。
そのほか、生の葉を煮だした液を、
お風呂にじゃぼじゃぼっといれて
冷え性や肌荒れによい入浴剤にしたり
グリセリンをまぜて化粧水にしたり(使用期間は2週間ほど)。
保湿効果が高いので、乳液いらず。もちもち。
堪能しています。
……なんだかびわの葉のまわしものの気分になってきました。
いや、決してそうではないのですが、
おすすめです。
※参考
びわの葉療法健康会
http://www.biwagenki.jp/